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グーグル、インドでモバイル決済アプリ提供開始




 【ニューデリー】米アルファベット傘下のグーグルは、急成長しているものの競争も加速するインドのモバイル決済市場でシェアの獲得を目指す。

 グーグルは18日、インドでクレジットカードやデビットカードを持たなくても個人や企業へ送金できる同社初のアプリケーションを導入した。同国ではカードを保有していない人口が多い上、昨年の高額紙幣廃止による現金不足でモバイル決済の利用が増加した。

 グーグルのバイスプレジデントを務めるシーザー・セングプタ氏は記者団に対し「インドが(モバイル決済の浸透で)欧米などの市場を追い越すだろう」と語った。

 グーグルの新アプリ「Tez」は同社の携帯端末用基本システム(OS)「アンドロイド」とアップルの「iOS」の両方で使用でき、チャット用アプリに似たシンプルな仕様で簡単に送金を行うことが可能。インドの7言語に対応している。

 調査会社カウンターポイントのアナリスト、タルン・パタク氏によると、グーグルは個人や企業に利用料を課さない一方、Tezを通じて広告用のデータを収集する可能性がある。グーグルは、インドネシアやブラジルをはじめとする他の新興国へもTezを導入する計画があるか明言することは控えた。ただ、それらの市場にとっても有望なアプリだとの見方を示した。

 Tezはインドで強力なライバルと競り合うことになる。同国では ソフトバンク の出資するペイティーエムがモバイル決済業界の首位に立つほか、メッセージ用アプリ最大手のハイクがモバイル決済機能を導入済みだ。米 フェイスブック 傘下のワッツアップもインドでのモバイル決済機能追加を検討している。
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