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米アマゾン、グーグル・ショッピングの広告枠購入取りやめ



ハイテク業界の巨大企業である両社の亀裂が深まる見通し
米アマゾン・ドット・コムがグーグルの人気広告枠購入を取りやめたと、事情に詳しい関係者が明らかにした。この結果、ハイテク業界の巨大企業である両社の亀裂が深まる見通し。さらに、ウェブ広告市場でアマゾンが独自サービス拡大への意欲を一段と膨らませていることが示唆された。

  アマゾンの撤退により、グーグル・ショッピングの検索結果のトップに掲載される、人気の高い広告枠は影響を受ける。小売り業者や電子商取引会社はこの枠を獲得するためかなりの高額を支払ってきた。

  アマゾンが商品リスト広告(PLA)と呼ばれるこうした広告枠の応札を始めたのは2016年の遅い時期だった。それ以降、アマゾンはグーグルが開くオンライン入札でウォルマートなどの小売り企業と争ってきた。


  データマーケティング会社マークルは、顧客のために調査を続けているグーグルのショッピング広告データを分析した結果、アマゾンが4月28日に突然、同広告枠購入から撤退したことを発見した。事情に詳しい関係者2人がアマゾン撤退を確認した。これら関係者は情報が非公開であることを理由に、匿名で明らかにした。マークルの調査ディレクター、アンディー・テーラー氏によれば、アマゾンは主として事務用品や家具、スポーツ衣料などのPLAを購入してきた。同氏は、「アマゾンは恐らく年間5000万ドル(約55億円)を投じてきたが、それより多い額かもしれない」と語った。

  アマゾンはコメントを控えた。グーグルの広報担当は、「われわれは個別の顧客に関してコメントしないが、広告主が何らかに理由である時にキャンペーンを調整することは異例なことではない」と語った。

  一部の広告購入企業はアマゾンの今回の動きを、同社が独自のデジタル広告サービスを加速させていることの表れだと指摘した。アマゾンの広告サービス加速はマーケティング担当者やアマゾン株主から求められていた。アマゾンの広告事業の拡大ペースはこれまで遅かったものの、同社はデジタルマーケティングにおけるグーグルとフェイスブックの牙城を崩す潜在的可能性を持っている。
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